【 婚活Q&A 】

婚活パーティーなどで偽名を使う人がいると聞きますが、見破り方はありますか?

婚活中に知り合って交際をスタートした異性が、実は偽名だった……! 信じられない話かもしれませんが、これは意外とよくあるケースです。

嘘の名前を教えるのには、男女ともいろいろな理由が考えられます。

・次々と名前を変えて相手を騙すため
・医者や公務員など別人になりすますため
・ネット掲示板に悪評を書かれても良いようにするため
・しつこい相手からストーカーされるのを防ぐため
・相手を試すため(偽名だと知った時の反応を見たい)

特に男性が偽名を使うケースが多く見られますが、女性も男性不信などを理由にして、最初だけは本名を名乗らない人がいます。身分確認が徹底されていない婚活パーティー、出会い系サイト、婚活アプリを悪用すれば、たしかに偽名で異性と知り合うことは難しくありません。

結婚まで考えて付き合っている相手が、本当は違う名前だったとすれば、あまり気分の良いことではないでしょう。なにか魂胆があったのでは? 私って偽名でしか付き合う価値がないの? 嘘ついても悪びれないような人と本当に結ばれていいのだろうか……? さまざまな不安が頭をよぎるはずです。

では、偽名の見破り方を紹介していきましょう。

まず相手のフルネームを単純にネット検索してみることです。偽名なら検索しても意味がないかといえば、そうとも限りません。もし相手が婚活パーティーで何度も偽名を使っている超悪質な人間なら、あなたの前にも複数の騙された被害者がいるはずです。そんな人が怒りを込めて「この名前の男を婚活パーティーで見かけたら要注意」と注意喚起してくれている場合があります。偽名とセットで本人が名乗っている職業、年収なども載っていたりして参考になります。

また、勤務先が病院だと聞かされている場合は、そこの公式サイトで「所属医師一覧」を見てみるのも有効です。どこかに一枚でも顔写真が掲載されていれば、それと比較して本人かどうか判別することができます。自分が付き合っている相手とサイトに掲載されている写真が違うなら、その相手は「実在する医者を騙っている別人」ということになります。同じ方法は、弁護士や会社代表を騙る相手にも使えます。

Facebookやツイッターでのユーザー検索もやってみる価値はあります。特にFacebookは実名登録が原則、しかも顔写真が載っている可能性も高いため、本人なのかなりすましなのか見破ることができます。相手が珍しいフルネームであるほど、このネット検索は威力を発揮します。

ネットを使わず、デート中にさりげなく見破ることもできます。クレジットカード支払時、会員証を提示する時など、しっかり名前欄を見てみましょう。現代はカード社会ですから、所有物から偽名かどうか判断しやすくなっています。

ほかにも相手の車でデートする場合、こっそりダッシュボード内の車検証を覗き見できれば所有者名義がわかります(ナンバープレートからの名義照会は昔と違ってできなくなりました)。自宅に招かれるほどの仲なら、置きっぱなしにされている郵便物、公共料金の明細書などヒントはいくつも見つかるはずです。

自分と相手がiPhoneを使っていて、BluetoothとWi-Fi接続をオンにしているなら、コンテンツ共有機能「AirDrop」を使って所有者名を探るというユニークな方法もあります。2人きり(まわりに別の異性がいない)の時、AirDropで近くのデバイスを検索すれば「○○のiPhone」と表示されます。ここに相手が本名を入力していたら、偽名との食い違いを見破ることが可能です。デート中に撮影した動画を2人で共有したいなど、AirDropを使っても怪しまれない自然な会話の流れを作りましょう。

このように、婚活パーティーなどで知り合った相手の偽名を見破る手段は、意外とたくさんあります。「好きな相手を疑うなんてできない」という意見もあるかもしれませんが、リスクの少ない婚活をしたいと考える人は、偽名にも注意を払ってください。