【 婚活Q&A 】

婚活サービス解説――婚活アプリ、出会い系サイトなど

インターネットを活用して結婚相手を探す人が増えています。該当するサービスには「婚活アプリ」「恋活アプリ」「お見合いサイト」「出会い系サイト」があり、ユーザーが数百万人にのぼるところも珍しくありません。

これらを大きく2つに分けると、結婚を前提としたパートナー探しが「婚活アプリ」「お見合いサイト」、恋人探しから結婚に至る可能性もあるのが「恋活アプリ」「出会い系サイト」になります。

昔は出会い系サイトなどのインターネット型サービスには、犯罪の温床という危険なイメージが強かったですが、現在は大手ソーシャルネットワークのFacebook(フェイスブック)と連携するところが増え、安全性をアピールしています。また、怪しげな個人業者だけでなく、誰でも知っているような大手企業がどんどん婚活アプリ、恋活アプリに進出してきたのも特徴です。

各社さまざまなサービスを展開していますが、共通している部分も多いので、気になる異性と出会うまでの流れを見ていきましょう。

・アプリを入手
使いたいサービスの専用アプリをダウンロードして、インストールします。

・自分のプロフィールと写真を登録
年齢や職業、性格、趣味、年収、自己PR、パートナーに希望する条件などを登録し、写真もアップロードします。Facebook連携型アプリの場合、ここで連携を設定しておきます。

・気になる相手を探す
結婚したい相手を条件に合うよう絞り込んでいきます。もちろん異性の側からも同じように、自分のプロフィールが検索対象になっています。

・話してみたい相手に「いいね」を押す
プロフィールや写真を見て気になった相手がいたら「いいね!」を押しましょう。お互いに「いいね!」を付けたら初めて、連絡が取れるようになります。

このように出会いまでの流れがネットで完結しており、わざわざ婚活イベントに足を運ぶわずらわしさがありません。

料金も月額数千円ほどが相場と、結婚相談所にくらべて安く設定されています。女性利用者は無料・格安な婚活アプリも多く、お得感がアップします。ただし出会い系サイトではメール送信、プロフィール画像を見るたびに料金(有料ポイント)が消費され、結果的に割高となる場合があります。婚活アプリでも相手へ「いいね!」を送るなどアクションごとにポイントが必要となりますから、コストパフォーマンスが高い業者をうまく探すと良いでしょう。

先にも書いたとおり、Facebookと連携できる婚活サービスが増えたのは嬉しい変化です。Facebookは実名登録が標準ですから、普段の投稿内容や交友関係から、相手の人柄が想像できます。「フレンドが10人以上いないFacebookアカウントとは連携させない」など、婚活アプリ側でダミーアカウント(偽情報を書く登録者)を排除する安全策をとっているのも信用アップにつながっています。

しかし、だからと言って婚活アプリ、恋活アプリ、お見合いアプリを全面的に信用してしまうのも危険です。Facebookを信じて交際を始めたら、年齢も職業もウソ、しかも婚約までしたのに実は結婚していた……という婚活詐欺めいた被害も報告されています。身分確認が充分ではない婚活アプリ、出会い系サイトはさらにトラブルが多く、詐欺から薬物、性犯罪までたくさんの被害が出ています。

ネット系の婚活サービスは、昔ながらのお見合いや結婚相談所のような第三者(世話人、アドバイザー)が入りませんから、トラブルに巻き込まれないよう自己防衛を心がけて活用してください。