【 婚活Q&A 】

なかなか婚活パーティーで結果が出ないので、結婚相談所に乗り換えようか迷っています。これはアリでしょうか?

婚活パーティーに行くのを辞めて結婚相談所をメインにする、お見合いアプリに移行するなど、婚活サービスの乗り換えは大いにアリです。さらに複数の掛け持ち(2社以上を同時に利用)も予算が許すなら問題はありません。

その理由としては、一般的な婚活サービスの成功率(成婚率)の低さが挙げられます。たとえば、登録者の身分確認を徹底していて信頼のおける結婚相談所でも、業界平均の成婚率は10パーセントを下回っているというデータがあります。残り9割のユーザーは、結果を出せないまま平均2年間ほど在籍してから退会していきます。

結婚相談所すらこんな状況ですから、出会い系アプリや婚活パーティーなどはもっと厳しいと考えられるでしょう。結婚に至れないまま時間が過ぎていき、気がついたら何年も経っていた。焦っていろいろなイベントに顔を出しても、まわりの同性ライバルは自分よりずっと有利な年下ばかり……こうなってから後悔するより「合わないと思った婚活サービスはきっぱり見切りを付けて次に行く」決断も、ときには大切です。

気をつけたいのは、複数の婚活サービスを併用することはOKでも、複数の相手と並行して交際することはNGという点です。実際の婚活現場ではそんなことを気にせず二股、三股かけている人がいますが、モラルを疑われてしまいます。もし交際中の相手に後から二股だったとバレたら、うまくいっていた関係に致命的なヒビが入る可能性もあるでしょう。

・複数の異性とメール交換するのはOK
・複数の異性と日時をずらしてデートするのもOK
・正式な交際をはじめたら、他の異性と関わるのはNG

上のような線引きが、婚活の世界では一般認識とされています。「交流」と「交際」の段階はきっちり分けて考えたほうが良いということです。

もちろん交際が婚活のゴールではなく、その先にはプロポーズ、結納、挙式まで多くのステップが待っています。交際開始から結婚までの平均期間は半年〜1年くらいと言われていますから、そこも考えながら時間のマネジメントをしなければいけません。

・しばらく利用してみて、合わないと感じたサービスは乗り換えを検討する
・交際してみて、結婚できそうにないと感じた相手は諦めて次の出会いを探す
・乗り換える(または別れる)場合は、きちんと相手側に告げて筋を通す

誰にとっても婚活に使える時間と予算は有限です。けじめさえ付ければ乗り換え・2社併用はダメではなく、むしろオススメですらあります。

「せっかく高い入会金を払ったんだから、あと1年はここで頑張ってみよう」「親身になってくれる相談員さんを裏切っては申し訳ない」と自分自身を縛るのではなく、ある程度は柔軟に考えるほうが良い結果につながりやすくなるでしょう。