【 婚活Q&A 】

医者だと嘘をつく男性が多いと聞きますが、見破り方はありますか?

婚活の世界において、医者(医師・歯科医)というのは絶大なブランドです。わざわざ男性を医者に限定した婚活パーティーが催されたり、医師・歯科医だけしか入会できない結婚相談所があることからもお分かりでしょう。高学歴、高年収、社会的な信用、国家資格と専門スキル持ち。たくさんの面で女性にアピールできる職業のため、結婚したい男性ランキングではほとんどトップを占めています。

その一方、経済的に安定しており、職場恋愛のチャンスが多いことから、医者の未婚率は低いと言われています。需要があるのに供給が少ない……婚活市場で、医師が人気なのはそんな事情があり、また、婚活パーティーに「医者だと嘘をつく男」がよく出没する理由にもなっています。

では、医者を名乗るニセモノを、出会いの段階で見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、婚活パーティー主催者や結婚相談所を頼るのは、あまりオススメできません。医師限定のサービスでもないかぎり、職業の確認は厳しく実施していないからです。運転免許証などで氏名だけ確認し、あとは本人が「職業は医師です」と言えば、それで医者として婚活パーティー、お見合いイベントに参加できてしまいます。

医師免許を見せてくれないか、とお願いしてみるのは有効です。その場しのぎで女性とお付き合いできれば良いと考えているニセ医者の男性なら、小道具や細かい設定に気を配っていません。このお願いをした直後からLINEの返信が不自然に減ったなど変化があれば、ニセモノかもしれません。

医師免許はネットで拾った画像から偽造ができてしまうほどシンプルなつくり(顔写真・生年月日すらありません)ですから、必ずしも免許を見せてくれれば本物の医者というわけではありません。そんな場合は、男性の名前を、厚生労働省のホームページにある「医師等資格確認検索」フォームに入力してみましょう。100%ではないにしても、ここにデータがなければ怪しいと判断する手がかりになります。この方法は医師だけでなく、歯科医のニセモノを見破るのにも使えます。

ただ、あくまで氏名と性別だけでデータベースを検索しますから、実在する医者になりすまされている場合はチェックできません。それが心配なら、所属する病院名と診療科を聞き出し、実際に会いに行くかホームページの「所属医師一覧」で顔写真を見て、本当に医者かどうか確かめる必要が出てきます。

あとは会ったときの服装、乗っているクルマ、会話の内容などから見破るスキルを磨いておくのも良いでしょう。収入に見合わない安物の服を着ている、外車を複数持っていると言いながらデートには国産の軽自動車で来た、勤務先の病院を教えたがらない、医学の知識を少し突っ込むだけでボロが出る……などです。

繰り返しますが、婚活で医者だと偽る男性はとても多く、また主催者側のチェックもたいていは適当です。ニセ医師にだまされて貴重な時間とお金をムダにした!と後悔しないよう、婚活する際には注意してください。