【 婚活Q&A 】

エリート婚活で知り合った彼氏なのに、よくデートでクーポン券を使います。高収入は嘘だったのでしょうか?

高年収の男性だけが集まるおパーティーで知り合ったのに、いざ交際をはじめてみたらデート中にお店でクーポン券を出したり、割引デーを利用するような人だった……よく婚活中の女性から聞かれる話で、反応も「しっかり節約できる素敵な人」「お金持ちなのにケチでセコい人」と2つに分かれます。ポジティブに考えられるなら良いですが、ケチだと嫌悪感をおぼえてしまう人なら、本当にこのまま結婚して大丈夫なのか迷うこともあるでしょう。

ちなみに男性のデートでのクーポン利用をどう思うか、いろいろなところでアンケート調査が行われていますが、「ケチで嫌だ」とネガティブに考える女性はおよそ20%以下で、それ以外のほとんどは容認派のようです。

さて、ここからは、それでもデートでクーポン使うのは嫌という女性のために、男性がそんな行動に出る3つの可能性を考えてみましょう。

1つは、収入は高いけど、無駄な出費をできるだけ抑えたい経済感覚の人だからという理由です。結婚生活は長いですから、どんなアクシデントで収入が減るのか分かりません。そんな時にも普段から無駄遣いしない男性なら、生活レベルを大きく下げないで済みます。どうしても生理的に合わないなら別ですが、結婚相手としては好意的に評価しても良いのではないでしょうか。

2つめは、ちょっと残酷な話ですが、男性が「この女性にはあまりお金をかける価値がないな」「付き合ってみたけど結婚相手としては厳しいな」と考えている可能性です。そのためわざと嫌われる行動を取って、女性の側から離れてもらいたい。そうすれば相手のプライドも傷付けないで積むだろう……という遠回しな拒絶の意思表示がクーポン利用なのです。

もしこの理由なら、会話の最中でもスマホをいじっている、クリスマスやバレンタインデーに会ってくれないなど、他の拒絶サインも見つかるはずです。こうなると2人の相性は良いとは言えず、交際そのものを考え直してみる必要があるかもしれません。

最後の3つめは、100%男性側の責任で「高収入だという前提が嘘だった」可能性です。そんなバカなと思われるかもしれませんが、婚活パーティーの多くは高収入の男性ばかり!と宣伝していても、本当に書類で収入・職業を確認しているわけではありません。だからモテたいために嘘をつく自称エリートの男性がぞろぞろ集まってしまう場合もあるのです。

高収入が嘘ならお金に余裕があるはずもなく、デートでクーポン券や割引特典を使うのは当然といえます。こういう男性は、服装にもお金をかけていない、高級車や高級マンションを持っていると言いながら実際に見せてくれないなど、他にも不自然なところが見つけられるでしょう。

以上、デートでクーポン券を使う理由3つを考察しました。

女性の目線から見てきましたが、男性も「こんなふうに思われることがあるんだ」と覚えておいてください。割合としては多くありませんが、ごく当たり前に節約したつもりでも、ムードを壊す失礼な行為だと考えてしまう女性もいるということです。

決して男性の節約志向が悪いわけではなく、それを嫌がる女性の心理もまた絶対に悪いとは言えません。ただ「いつでも節約したい人」と「デートの時くらいはムードに気をつけて欲しい人」がマッチングすると、相性の問題が出てきます。

結婚生活には価値観の一致がとても大切ですから、たかがクーポン券ひとつでも軽く考えず、お互いを判断する目安にしてください。